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2007/07/20

野中郁次郎先生の話に思う

ヒューマンキャピタル2007に行ってきた。

お目当ては

特別シンポジウムの
賢慮型リーダーシップの育成:経営幹部選抜と個別育成の考え方と手法

一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生のお話を聴きたかった。野中先生の本や雑誌・冊子等より、人間の存在を常に意識した経営論を主張されていると感じていた。機会があったらぜひお話を伺いたいとずっと思っていた。

実際、講演とパネルディスカッションを聴き、大変感銘を受けた。

経営は人がやるもの、そして経営者に必要なのは教養。テクニックだけではダメ。

ひとつひとつうなずけることばかり。テーマは経営だが、生き方そのものに通じる部分が多い。経営者が善悪を判断するときに必要なのは表面的なテクニックではなくて、歴史や哲学など様々なことを深く学ぶことによって醸成されるものということだが、これは、生きる上での選択をする際にも同じ。たとえ経営者でなくてもプロとして仕事をする上でも同様である。

私、学びがすごく足りない・・・もっともっと多くのことを学ばなければ・・・・と改めて思った。

野中先生が「最近はカタい本は売れないんですよね」と嘆いておられた。

先日たまたま書店の女性向け自己啓発のコーナーに立ち寄った。モテる本、愛される本、キレイになる本、生き生き輝く本、幸せになる本、お金持ちになる本、お金持ちをゲットする本・・・・・・・・・数限りないノウハウ本の嵐。どれもそんなに簡単なことではないはずなのに、本を手に取ると、いかにもお手軽に書かれている。よい人生を過ごすってハウツー本に書いてあることを実施するのではなくて、自分でいろいろなことを学んで作り上げていくもの。ちょっと違うんじゃないかなあ。

研修の仕事だってそう。ハウツー(研修のやり方ノウハウ)はほんの一部で大切なのはその人にどれだけ引き出しや深みがあるか、ということ。わかっているお客様はそこにお金を払う。だから私もそこであがいてあれこれ学びを深めようとしている。お手軽にできる仕事ではない。

どうもお手軽ハウツーをゲットしたりお手軽利用できる人活用してうまくやっちゃおう風潮があるように思う。活躍・成功しているフリーランスの方とか起業家の方の中にもそういう人がいて、時々大いにがっかりする。

私は「回り道している」と言われようが「不器用」と言われようが、そういう人にはなりたくないと思う。これが私なのだから。「Authenticity~本物」という言葉が浮かんできた。

生き方全体を確認する本当によい1日となった。

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