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2007/08/15

終戦記念日

今年もこの日がやってきた。戦後62年。

子供の頃は、8月に入ると連日戦争関連の番組がありイヤでも「昔の日本人は戦争をしていたんだなあ」とインプットされ、平和の有り難さを認識していた。しかし、最近は地上波ではNHK以外はほとんど見かけない。ゴールデンタイムにはいつもと変わらないバラエティのオンパレード。戦争の「せ」の字もない。何だかなあ。。。。

そんな中、8月に入った最初の土曜日の夜、NHKが平和関連の番組をいくつかやっていた。中学生日記では沖縄の中学生と戦争のことを学ぶ内容、一期一会では被爆者についての卒論を書いている戦争反対の大学生と「国は自分の力で守るべき」という予備自衛官との出会い。両方ともとても良かった。

沖縄にとって戦争は身近な問題。子供たちも上の世代から戦争の悲惨さをきちんと聞いていたり、学校の授業等で取り上げられたりしていて、自分なりに考えている。また、広島も同様。

「一期一会」では武器を手にとって国を守るのが当然という自衛官と広島の大学生の意見がすれ違う。私は前者の考え方が全く理解できないのだが、話を聞いていてどのような思考から武器を取るという考えになるのかはわかった。でも、賛成はできない。最終的には彼も戦争に対する勉強をもっとする必要があることを理解して2人は別れた。この2人が今後も議論を続けて欲しいと思った。

以前広島に仕事で行った時、人事担当者に「原爆ドームだけは見て帰ってください」と言われた。目が真剣だった。原爆資料館とドームを見て、こんなことを二度と起こしてはならないと思った。長崎にも仕事で何度か行ったが、銀行にも被爆者向けの預金などがあり、まだまだ戦後は続いていると改めて感じたものだ。

番組と番組のインターバルで原宿での中学生へのインタビューが放映された。戦争に行くことを命じられたら「行きます」と答える子供いてびっくりした。どうやら4割強が「行く」と答えたらしい。私達が中学生のとき、そんなことを言う子はいなかったと思う。戦争のこと、伝わっていないのだと思う。

私の両親は昭和一ケタ生まれ。戦争中そんなに悲惨な体験はないようだが、それでも防空壕に入った話、食べ物がなかった話、ヤミ米をこっそり買いに行った話などよく聞かされた。また、家にも戦争中のことを記録した写真集があって小学生の時はそれをよく見ていた。

父は多分戦争中本当はイヤな経験をしているはずである。陸軍士官学校にいたので、戦死している仲間もいるはずだし、悲惨な状況も耳にしているだろう。また、多分厳しい日々を過ごしていただろう。でも、その話は聞いたことがない。思い出したくない話であるに違いない。でも、運転免許の書き換えなどで高齢者と一緒になると、どうやら戦争中の話になるらしいのだ。「今日シベリアに行ってた人に会ったんだよ」というくらいは話す。同様な体験をした人同士でないとわからない部分というのがあるのだと思う。

でも、ぜひ父に次の世代、つまり中学生の孫にはそういう話をして欲しいと願っている。「命じられたら行く」なんて彼女が言い出さないように。

そういえば、民放にも良い番組はあった。海外で処刑されたBC級戦犯に関わるドキュメンタリー。悲しすぎた。録画したので、母に「DVD見る?」と聞いたら、「よく知ってるから見たくない」と言われた。子供だった母の心にも戦争のイヤな体験はちゃんと刻まれているのである。戦争は絶対にいやだ。

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