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2016/02/14

牛田智宏 ピアノ・リサイタル 

今日は牛田智大くんのリサイタルへ。先週演奏中に倒れたとのことだったのでハラハラしながら見守っていましたが、今日は大丈夫でした。
かなり成長したという話を聴いていたのですが、その通りでした。身体が大きくなったことで迫力が出ただけでなく、表現の幅がぐんと広がり音楽に奥深さが出ました。スペクタクル映画を観続けたような感覚に陥ったのでした。
こういう楽しみな人が出てくると「彼の円熟味のある演奏を聴くまではこちらも元気でいたい!」と思います。

・グリンカ ひばり
→ ひばりってこういう風に囀るのだなあ・・・と絵が浮かぶような演奏。

・チャイコフスキー(プレトニョフ、グリャズノフ編) くるみ割り人形組曲Op.71より
→ 素晴らしかった。ピアノで表現するとこういう風になるのね!牛田くんが尊敬するお二人の編曲。楽譜ができたら絶対貰おうと思っていたそうな。目を閉じると、浅田真央ちゃんのスケートが目に浮かんできました。
ショパン バラード1番
→ 羽生結弦君のファンだといういう牛田くん。憂いたっぷりのバラードでした。音がきらめいています。
リスト 死の舞踏
→ こんな曲も弾けてしまうのですね。怖いくらいの集中力でした。
クライスラー(ラフマニノフ編) 愛の悲しみ 愛の喜び
→ 軽やかな曲もラフマニノフ編となると難曲に。でも、軽々と弾きこなしていきます。柔らかい。本当は2曲続けてだったのでしょうが、「ごめんなさい」して舞台袖に。ヒヤッとしましたが、どうやらハンカチをお忘れだった模様。よかった。

ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 から第18変奏曲
→ これ、よかったー・・・・・。あまりの美しさに涙が出そうになりました。今度はオケ版をぜひ聴きたいです。

ムソルグスキー(ホロヴィッツ編) 展覧会の絵
→ ここまで弾いちゃいますか・・・という、鬼気迫る演奏。表現の幅が広い。大きな美術館の絵をたくさん鑑賞させて頂きました。

アンコールは
シューマンのトロイメライ
ここで終わりかと思ったら、またピアノの前に。

ガーシュイン ラプソディインブルー
→ 「美味しいフレンチのコース食べてお腹いっぱい大満足のところに、デザートワゴン出てきた!」というような演奏。こんなのアンコールで弾くの?というような素晴らしい演奏!
数年前に聴いた牛田君とは全く別人のような成長ぶり。大感動でした。
アクシデントがあって1週間後の演奏会、かなりプレッシャーだったのではないでしょうか。演奏は最初から素晴らしかったのですが、こまめに舞台袖に引っ込んだり水を持参したりと慎重さが見えました。そして、一曲一曲弾き終わった後の一瞬の表情にその緊張と集中が見えました。まだ16才なのに・・・と、ぐっと来るものが。

この表情どこかでみたなと記憶を辿ると・・・・昨シーズン羽生選手がアクシデントの後に滑りきった時の表情。
演奏自体にも、どんな状況でも観客の期待に応えるというプロとしての姿勢にも、感銘を受けました。これからも応援!

演奏会のスケジュールはこれからもどんどんキツくなっていくでしょう。
どうか健康にだけは気をつけて成長して欲しいものです。

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